各種お問い合わせ

ボタン

アイコン

06-7777-2629

受付時間/10:00~20:00

賃貸物件の鍵を紛失したときの対応!費用や退去時の返却についてチェック

イラスト

賃貸物件の鍵を紛失したときの対応!費用や退去時の返却についてチェック

鍵の紛失は生活においてよくあるミスの一つです。
室内で失くしたことがわかれば探す余地がありますが、外で紛失すると家に入れなくなるため、管理会社に鍵を届けてもらったり鍵業者に鍵開けを依頼したりすることになるでしょう。
鍵の紛失は落とした本人(借主)にとっても困りごとですが、放置すると不法侵入などの犯罪につながることもあるため、賃貸物件の貸主にも影響があります。
この記事では賃貸物件の鍵を紛失してしまった際の対応や、かかる費用についてご紹介いたします。

賃貸物件で鍵を紛失してしまった場合の対応

鍵を紛失してしまって心当たりがない場合は、まず警察に遺失届を出しましょう。
遺失届は交番で提出できますが、届けられた取得物の保管期限は3か月であるため、家にないと思ったら早めに提出することが大切です。
当然、鍵がないと困るため、管理会社や大家に連絡してスペアキーの貸出をしてもらいます。
この時点で連絡が取れなかったり、早急に家に入る予定があったりする場合は鍵業者による鍵の開錠が必要です。
管理会社に連絡を取る前には、どこに外出して落としたかなど行動を振り返り、実際に赴いて確認しましょう。
紛失したまま放置すると不法侵入などに悪用されてしまい、自分が犯罪の被害に遭うことも考えられます。

深夜に鍵の紛失に気づいた場合の対応

仕事や用事で帰りが遅くなってしまった際、家に入る直前に鍵の紛失に気づくケースもよくあることです。
徒歩圏内に交番がない場合は、ひとまず遺失届は後回しにしても良いでしょう。
鍵の紛失は小さい問題ではないため、まずは管理会社や大家への連絡が優先です。
24時間対応している管理会社であれば、自宅まで鍵を届けてくれることもあります。
また、大家が寝ているかもしれないと遠慮してしまうかもしれませんが、鍵の紛失は落とした人だけの問題ではないので、連絡しても問題ありません。
すぐに家に入る必要がないのならば、近隣にあるインターネットカフェや宿泊施設で朝を待つ対応もありますが、寄れるような場所がないこともあるでしょう。
この際に連絡が取れない場合は、最終手段として、24時間対応している鍵業者へ依頼することになります。

管理人に連絡せず鍵業者を呼ぶのはNG

賃貸物件の注意点でもありますが、紛失したことを隠してスペアキーを作ってもらおうと管理会社や大家より先に鍵業者に連絡することは避けましょう。
スペアキーの作成は鍵の複製にあたり、原則は所有権がある方の許可が必要です。
そのため家に入りたくても管理人に連絡がつかない場合は、ひとまず鍵開けのみを依頼して、その後の対応は連絡を待ちましょう。
もし管理人が近くに住んでいるなら夜中でも届けてくれたり、提携している鍵業者へ連絡してくれたりすることもあります。

賃貸物件で鍵を紛失した際にかかる費用と時間

鍵の紛失でかかる費用といえば、鍵開けやスペアキー作成など鍵業者への依頼料です。
これらの費用は基本的に自己負担であり、価格は依頼先の業者により大きく異なります。
料金の目安として、相場は下記の金額となります。

●鍵開け:5,000円から
●鍵交換:10,000円から
●スペアキー作成:10,000円から

鍵の構造が複雑だったり事業所から賃貸物件までの距離が遠かったりすると、料金が上乗せされることもあります。
鍵開けや鍵交換の作業はさほど時間がかからず、一つの作業は15分程度で完了するため、緊急時でも安心です。
鍵開けでは住んでいる本人であることの証明が必要であり、依頼の際は身分証明書の提示を求められます。

オートロック式の賃貸物件は危険

賃貸物件がオートロック式の鍵だと、紛失時にすべての部屋の鍵を交換することもあるため、費用が高額になりやすいです。
戸数によっては数十万の請求と費用が跳ね上がる可能性もありますが、個人で払うことが難しい金額であるため交渉の余地はあります。
無償交換は難しいかもしれませんが、それでも全額負担を抑えるために話し合いを進めましょう。

鍵業者の失敗しない選び方

室内で鍵を紛失した場合と異なり、外出時に紛失した場合はとりあえずどこでもいいからと近い鍵業者を探してしまいがちです。
この時基本料金の安さなどで選ぶと、作業後に多額の出張費や部品費用を請求されることもあります。
まずは連絡を取り、現場での見積もり後にキャンセル料金などが発生しないか確かめましょう。
それにくわえて、作業後の不具合に対応しているなどのサービスがあれば安心できます。

賃貸物件の退去時に返す鍵を紛失していた場合

基本的に鍵は退去時に返さなくてはならず、鍵を立会人に渡したり管理会社へ郵送したりする対応となるでしょう。
しかし賃貸物件の退去時は、次の入居者が安心して暮らせるように鍵を交換することがほとんどです。
そのため所有している鍵を紛失してしまっても問題ないと思われがちですが、退去時は原状回復のため借りた鍵の本数分を返すことが「一般的な基準」として定められています。
入居時に2本の鍵を借りていた場合は、1本紛失してしまうと退去時にもう1本分の料金を支払うことが一般的なケースです。
この対応は賃貸物件ごとに定められている規約や契約内容によって異なるため、退去時にもう一度確認しておくことをおすすめします。
もし管理人へ連絡しないでスペアキーを作り本数を合わせても、シリアルナンバーで管理されていればすぐに後から作られたものだと判明します。
紛失に気づいたらすぐに連絡などの対応をすることがトラブルを防ぐポイントです。

賃貸物件の入居時は鍵交換が強制ではない

入居時に鍵交換のための費用を支払った方も多いと思いますが、鍵交換を強制しない賃貸物件もあります。
次の入居者が鍵を交換しなかったりいつ入居者が入るかわからない状態で鍵を返却しないと、紛失状態のまま放置されていることになってしまいます。
また鍵を紛失したことで、次の入居者のためにシリンダー交換が必須となり費用を負担しないとならないということもあるでしょう。
退去時の鍵の返却には、原状回復以外にも鍵を拾われて不法侵入されることを防ぐといった意味もあるのです。

合鍵を人に預ける場合の注意点と紛失対策

無事鍵が見つかったり管理人と連絡が取れて解決しても、今後鍵を紛失しないための対策は必要です。
しかしどれだけ紛失防止の対策を取っていても、うっかり忘れてしまうこともあります。
そんなときひとまず家に入れるように、合鍵を別の場所に保管しておくのも一つの方法です。
徒歩圏内に家族や親戚など信頼できる方がいれば、1本預かってもらうことをおすすめします。
退去時には返却しなくてはならず、鍵を所持していれば悪用することもできてしまうため、絶対に返してくれる信頼できる方にのみ預けましょう。
また、現在であればGPSで場所を特定する紛失防止タグも安価で販売されており、紛失後そのまま行方が分からなくなることを防げます。
たとえ忘れっぽくなくても、オートロック式の賃貸物件に住んでいる方には保険としておすすめの方法です。

まとめ

賃貸物件の鍵を紛失してしまったら自分の行動をよく振り返って探し、どうしても見つからない際に大家や管理会社に連絡することが重要です。
鍵開けや交換費用は自己負担になるケースが多いですが、退去時には返却するものであるため、できるだけ早めに対応してトラブルを防ぎましょう。